路地広場 の つくりかた

ROJI-JI の 広場

B-2:新浦安碧浜の路地広場

まちのしかけ-2: 「都市の中に森を作る」・・・微気候と生態系の再構築


新浦安碧浜
2002年
190戸
先行植栽で作った住環境

建物:ミサワホーム
    積水ハウス
 まちの付加価値を高めるための第1の仕掛けは、東京湾の埋め立て地という殺風景で人工的な土地を、潤いのある住環境に変化させるための先行植栽です。
  ゲートツリーやまちかどグリーンのほかにも、並木を形成する数多くの樹木を各宅地に先行植栽し、あたかも住宅建設前からもともとそこに存在していた既存樹木のように計画することで、住環境のポテンシャルを高めています。

 第2の仕掛けは、エイジングの美しいまちを目指した建設素材の組み合わせです。
 ボンエルフ道路の砂岩で舗装された交差点やイメージ歩道は、事故の発生を未然に防ぎ安心な歩行者空間を提供します。
 石積み土留と豊かな緑は小さな里山を作り、小動物の生息も可能な四季の自然を楽しませてくれます。
  そして、個性的な遊歩道の素材や、道路とアプローチの素材、屋根と外壁の素材を統一しながらもデザインのバリエーションを吟味することで、一体感のあるまちなみを形作ります。
  無電柱化を図り、夜間照明を考慮することも、エイジングの美しい風景を演出する要素です。

  こうした緑と自然素材を人の営みに合わせて組み合わせることで、都市生活の中に夏涼しく冬は暖かい微気候と生態系を再構築することができます。










幹線道路は石張りのイメージ歩道が付き、先行植栽が並木を形成する。
クルドサック道路やボンエルフ道路は、宅地外構と一体感が保たれる。






・左
:幹線道路入口のゲートツリーイメージ図
・中
:自然石積みの土留めが置かれた法面緑化

・道路内緑地や仕上げ材の工夫で道路をみち広場にしてしまう。
・道路内緑地や仕上げ材の工夫で道路をみち広場にしてしまう。


・エイジングの美しい自然素材と四季の草花の多様なデザインが魅力的。
・エイジングの美しい自然素材と四季の草花の多様なデザインが魅力的。


「B-3:京都桂坂の路地広場」へ
「B-3:京都桂坂の路地広場」へ

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