C‐1.子供たちの原風景づくり・・・龍ヶ崎ぬく森の里の場合-1
龍ヶ崎ぬく森の里
2009年
自然を活かした20戸の集落
・建物 :ミサワホーム
・敷地規模 :150坪〜250坪
・公園、道路:移管
・緑道 :共有地
・まちづくり規制
地区整備計画
まちなみガイドライン
「子供たちに残したいまち」って、何だろう ・・・?
・・・子供たちにとっての原風景づくり!
■「まちのしかけ」は、単なるデザインではなく、
ランドプランニングの裏付けがあってこそ 活きてきます。
それだから、子供たちにとっての原風景となっていくのだと思っています。
最近の設計事例を基に、グランドデザインのポイントを見ていきます。
そのポイントは、
1.土地の持つ記憶を大切に、環境との調和を図るまちの設計 であること。
①風土に根付いているか?
②周辺環境との親和性はあるか?
③交通事故、犯罪に対しての安全性は?
④美しく調和したまちなみか?
⑤まちとしてのよりどころは?
2.長期的展望と、柔軟に対応可能な仕組み作りになっていること。
⑥維持管理を継続できる仕組みづくりは?
⑦生活者としての「生きがい」は享受可能か?
⑧医療・福祉への不安は解消可能か?
⑨生活価値の変化に対応可能なシステムか?
⑩新技術に対応可能なインフラが準備できるか?
このような視点から計画にあったグランドデザインを考えてみます。
ぬく森の里の生活コンセプトは
「個性的なライフスタイルを存分に楽しみ、自然との一体感を味わいながら暮らす。」 です。
そんな「ぬく森の里」で、子供たちに残したい『ふるさとの原風景』を作りました。
グランドデザインの特徴は次のようなものです。
1.なだらかに起伏した芝生の大地。
2.自然石積みを基調にした素朴な懐かしい風景。
3.心地よい微気候を形成する豊かな木々と、吹き渡るそよ風。
4.開放的で広々とした敷地の中の、程よく統一された家なみ。
5.ゆるやかにカーブし、変化が楽しめる里みちの景色。
6.子供たちが伸び伸びと遊びまわることのできる安全な路地と広場。
7.電柱や看板類の目立たない美しい里庭と、広がりのある空。
8.ゆるやかなお付き合いと居心地好いくらしのできるコミュニティ環境。
ぬく森の里 グランドデザイン
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